フォークリフト 事故の型:はさまれ・巻き込まれ

[1-1] この状況で予知される災害は?

フォークリフトにて、トラックに積込み作業を行っていたところ、フォークリフトの積荷が、先にトラック荷台に積み込まれた荷物に接触し、歪んでしまいました。運転手がエンジンをかけたまま運転席から離れて、ヘッドガードとマストの間から荷の歪みを修正しようとしています。

[1-2] こんな災害が発生しました!

歪みを修正しようとしたとき、身体の一部がチルトレバーに接触したため、マストが後傾し、運転手がヘッドガードとマストの間ではさまれました。

災害発生防止のポイント

  • 「運転席以外には乗らない、登らない」ことを周知徹底する。
    (決して、手・足・身体をマストの中に入れないこと)
  • 運転席離席時は、安全装置装着車輛であってもフォークを最低降下位置に置き、エンジンを停止し、駐車ブレーキをかけてキーを抜いてから離席する。
  • 不安定な荷はロープやシート等で固定し、荷崩れや落下がないようにして運搬する。