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フォークリフト 事故 安全作業の手助けに (災害事例 その38)

フォークリフト 事故の型:墜落・転落

[1-1] この状況で予知される災害は?

フォークリフトを使用して、丸太(長さ11m、重量約730kg)を2tトラックの荷台に積んでいます。(なお、フォークリフトの運転者は運転技能講習を修了していません。)

[1-2] こんな災害が発生しました!

丸太を積み込んでいたところ、丸太が転がり、荷台上の作業者に接触し、作業者が丸太ととおに荷台から墜落しました。

災害発生防止のポイント

  • 道路交通法により、自動車(トラック)に積載できる荷物の長さ(はみ出し長さ)が決められているので、他の運搬方法を検討すること。
    (※積載物の長さは、自動車の長さの1.2倍まで。ただし、車体の前後からはみ出すことができるのは、自動車の長さの0.1倍まで)
  • 不安定な形状である長尺の丸太の積込みは、クレーンを用いて長尺物に適した玉掛方法で行う。やむを得ずフォークリフトを使用する場合はヒンジドフォークで運搬し、丸太を台座等で水平に積込み、転がり防止措置を施すこと。また、フォークリフト運転は、必ず有資格者が行い、作業は速度を落として実施する。
  • 作業者は積込み作業中は危険箇所へ立ち入らない(荷台上から離れる)。また保護帽(ヘルメット)を必ず着用すること。